進行中のお仕事

2016年7月13日 (水)

博物館-2

建築士会の仲間で進めている、市立博物館の基本構想資料作りの会議がありました。

昨年市へ提出した、三の丸のまちづくり将来像の提案を踏まえ、予定地の北側に残る
武家地の池の残る敷地割りの魅力を博物館に取り込むこと、現82銀行の「枡形跡地」を
道路機能と広場機能と一体的に考えてデザインし、櫓門の門台部分を復元(再現)し、
ここから城内に入るという意識を持たせる場所とすること、天守を見通せるスポットを作ること、
博物館は高層建物が視界を遮る南側ではなく、天守とアルプスの景観が望める北側に
開いた計画とすること、などを盛り込むことになりました。

おおよそのボリュームと機能を検討し、スケッチアップを使って動線やロケーションを確認し
素材感や周辺との調和を検討し・・・・やることはたくさんあります。

機能とか経済性重視ではなく、博物館の存在が負の遺産にならないように、
後世に長く親しまれるものにしなければなりません。

2014年8月 7日 (木)

歴史の里のイベント

松本インターの近くにある、野外建物博物館『歴史の里』のイベントのお手伝いをしています。

9月下旬から3ヶ月間、市民講座とパネル展を開催します。

9月は信大の梅干野(ほやの)先生に、『明治の洋館』(仮)の講義をしていただきます。
10月は長野市の信濃伝等建築研究所の和田所長さんに、県宝である司法裁判所の修理工事をテーマにお話していただきます。文化財の修理工事と通常の工事の違いなど、予定しています。
11月は、一緒に活動している建築士会のメンバーと一緒に、歴史の里内の建物の見どころ紹介ミニツアーをします。

写真展は、明治以降全国に建てられた裁判所の建物の写真を30枚ほどと、明治以降松本市内に建てられた洋館・擬洋館の写真を簡単な解説付きで展示します。

展示の為の資料作りは結構楽しいものです。松本市内には開智學校をはじめ、明治以降擬洋風建物がたくさん造られ、いくつか本物の洋館も建てられました。洋館はキリスト教絡みの建物が多く、近江八幡に多くの作品を残しているウイリアム・メレル・ヴォーリズによるものが市内にはいくつかありました。現在も源地小学校の西に残っている設計者不詳の洋館もヴォーリズの設計では無いかと私は考えています。上が丸い小窓が二つ並んだ意匠や石造りの暖炉が他のヴォーリズの作品に見られます。少なくとも、日本人の設計では無いと思います。今回の展示はそこまで踏込みませんが、松本市内が明治維新で急速に近代化されてきた様子を建物の変遷で感じることが出来ると思います。

日程等の詳細は広報まつもとで紹介される予定です。

松本市歴史の里
〒390-0852 長野県松本市大字島立2196-1
TEL:0263-47-4515 FAX:0263-48-0813

2013年12月24日 (火)

材料不足

職人不足と資材不足で現場が遅れています。

現場代理人さんが頑張ってくれて、年内に建方が出来る予定となりました。良かった。

今回の住宅は、耐力壁を、防火性能が無いタイプで計画していました。
ですが、その材料が品不足となり、代替品として、防火性能までくっついた耐力壁面材を
使用することになりました。お値段が結構良いのですが、そこは施工者側の負担となります。

なぜ予定していた面材が不足しているかというと、復興需要と消費税の駆け込み需要が
重なり、合板が不足し、合板の代わりになる材料の買占めが行われているらしいのです。

世の中、大手ばかりが生き残りやすい流れが出来てしまっている気がします。

社会には、小さくても良い仕事をする会社、職人が必要だと思います。
頑張ってほしいものです。

2013年12月 9日 (月)

コンクリートの試験

職人の手が空かず、延び延びになって1ヶ月遅れの基礎工事です。年内に上棟ができるか微妙です。代人さんも疲れきっています。倒れないように・・・・頑張ってください。

基礎のコンクリートの受け入れ試験をしました。
コンクリートの柔らかさ具合を確認する『スランプ試験』は、上がすぼまった円柱形の筒に
コンクリートを三回に分けて棒で決まった回数つつきながら充填し、筒をそっと上に抜いた時の
コンクリートのヘタリ具合を測って行います。P1010469 そのヘタリ具合(沈み高さ)を測る計測器が、
何時何処の試験所のものでも台座がハート型なのが妙に気になるワタシ。なぜハート?

十数年の疑問は解決しないままですが、スランプは設計の通りの数値で問題なし。
圧縮強度試験用のサンプルを造って、塩化物の濃度も確認しました。
この辺りでは梓川水系の骨材・砂利を使うので塩化物はあまり気になりません。

ミキサー車の納入伝票が1台に二枚くっつけてありました。ありゃりゃ???
過積載ですな・・・・

2013年10月 9日 (水)

もうすぐ着工

松本の東のほうの小高い土地に計画中の建物がもうすぐ着工です。

P1010192着工に先立ち地盤調査を行いました。敷地は斜面に盛土をした部分ですが、
擁壁もしっかりしていて盛土も石や礫が多く、盛られてから何年も経っていて
調査結果も安心できるものでした。

南に向いた傾斜地で、南は薄川(すすきがわ)の谷を挟んで向山が見え、西を見れば北アルプスが
乗鞍から槍ヶ岳まできれいに見えます。残雪の時期の景色は格別です。

お施主様の趣味の蕎麦打ちができる住宅です。
打つだけでなく、蕎麦の栽培もしてらっしゃいます。
いい暮らしです。

地鎮祭をしました。猿田彦神社の弟神主さんが、久しぶりの夏日の中
汗を流しながらも粛々ととりおこなってくださいました。
いつものようにちょこっとジョークなども(^^)織り交ぜながら。
自宅兼事務所(ちいさなおうちNo1)の地鎮祭は兄神主さんでしたが
弟神主さんはお話が面白くて好きです。
地鎮祭後、事務所名に使っている『風』についてお話をしてくださいました。
風とは、風流とか風情とか、風土とか風景とか、誰にでも平等に与えられている
いいものですと。
きれいに晴れ渡った今日の空のように、工事中もこれからも
良い風が吹きますように・・・・。

プレカットの打ち合わせをしました。消費税前の駆け込み需要でしょうか、
工場にはいつになくたくさんの材料が積まれていました。

規格住宅でないのでいろいろ中途半端な寸法の部分があります。
プレカットの機械の入力上、これはできません、とか言われてしまう部分が何箇所かあり
持ち帰りの宿題ができてしまいましたが、工務店さんのほうで自社で加工しますと
言ってくださり無事解決です。頼もしい代人さんがいると良い仕事ができて有り難いです。

こちらも、良い仕事をしなくちゃね。

 

2013年8月30日 (金)

武家住宅の調査

市の文化財課からの依頼で、市内に残る数少ない武家住宅の
解体前の現状調査をしました。
持ち主さんの都合で建替えられます。(おそらくアパート?)

江戸末期くらいの建物と思われるということでした。
造りの感じは旭町にある県宝橋倉家と良く似ているなと思いました。

3畳くらいの玄関の奥に通り土間が奥庭まで続き、脇に寄り付き(応対の小部屋)があり
座敷が奥に二間続き、その南北の両側に縁側があり、
座敷と土間の間に生活の間である勝手などの空間があって、
渡り廊下で雪隠(トイレ)がある。

間取り的には近くの市の重要文化財高橋家住宅とも共通を感じますが、
挿し鴨居があったりするところ、柱などが古材の使いまわしでない
埋め木処理などのない材料が使われているあたりは橋倉家に近い感じです。

道路側の一部が床が下がっていましたが(ここは増築された可能性が高い)
他は床の沈みもほとんど無く、庭も樹形の良いもみじ、百日紅、ツバキなどの
結構大きな立派な木が何本もあり池もあり景石組もあり、
う~ん、もったいない、という感じ。

再来週から解体工事が始まるので、その時も今回は見れなかった
天井裏の様子などを調査する予定です。

P1000924

2013年7月 9日 (火)

計画中のお仕事

今回初めて、構造事務所に仕事を依頼しました。

施主の希望で間取りを決めていくと、梁架構が複雑になったりして
荷重のかかり方なども単純でなくなるので心配な部分が出てきます。

平面図と構造伏せ図と矩計図と基礎断面図を送り、数日でチェックバックしていただけます。
心強いです。

『設計士』の資格を持つなかでも、それぞれ得意な専門の分野がありますので
協力し合って良いものができればと思います。

先月施主さんが、お忙しいなか頑張って農転と60条の許可申請を出されました。
今月中に発注図面を完成させて工務店に見積依頼を出します。

工務店の標準仕様にできるだけ近づけたつもりですが家具造作工事が多めで
予算ぎりぎりかなぁ・・・。
円高でいろいろ建築資材が値上がりしているようで、
特に断熱材が急上昇していると聞きました。
結構な量になるので、何を使うかとかが金額を大きく左右します。
材木も、造作材(枠などに使う材料)のスプルスが品薄だそうです。
代替材も検討しておかなくては。

2013年5月28日 (火)

仕事

消費税UP前に高い買い物は済ませたい、という方がやはり多くて、駆け込み需要の仕事が
重なります。ハウスメーカーさんなどは嬉しい悲鳴でしょうね。
上がった後の需要の落ち込みが心配です。

今設計している住宅は、蕎麦打ちを趣味にされている方の、蕎麦を楽しむための住宅です。

蕎麦を打つだけでなく、供する(もてなす)までが楽しみという方です。

家の計画をするときに、夢がある人のための場合がこちらもとても楽しくて頑張れます。
建築の仕事は幸せな仕事だと思います。

弁護士とか、お医者さんとか、他人の苦しみに付き合っていかねばならない仕事も
多い中、たいていのお客様は前向き状態です。嬉しいことです。

駆け込み需要で『家を買う』人はどんな思いを家に対して持っている人なのでしょうか。
単なる器なのでしょうか。
いろんな思いのこもった『家を建てる』人になってもらいたいと思います。

2013年4月10日 (水)

オープンハウス

お施主様のご好意により、4月27日の予定でオープンハウスを開催します。
安曇野の家『小さなおうちNo.4]』
安曇野市三郷明盛4290-9
AM10:00~PM4:00
Photo ←クリックすると拡大されます

無垢材を使って
若い職人さん(大工・家具・建具・鉄細工・・・)が造った
心和む安曇野の田園風景を愛で暮らす

小さなおうちです。

P1000694

Table

玄関ドアや内部の建具、造り付け家具を造ってくださったのはBELKAさん

1

※※※※お願い※※※※
・近隣への迷惑になるような路上駐車はしないようにお願いいたします。
・お子様連れの方は、目を離さないようにお願いします。
・壁などを傷つけたり汚さないようにご注意ください。

2013年1月10日 (木)

壁紙

安曇野の新築物件がやっと完成に近づいてきました。

Photo_2 和室の壁とトイレの壁の一部にお施主さんこだわりの和紙貼りをしました。

この壁の左側は、北側のアルプスを背景に田園風景をめでる開口になっています。
風景が床の間の飾り代わり、といった感じです。

どの部屋にもそれぞれ違った雰囲気の落ち着き場所がある家になったと思います。

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