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2016年10月14日 (金)

トトさん

Cimg0114手乗りわんこがきました。

名前はトトさん。

Cimg0111チョと上からのアングルなので頭が大きく映っていますが
ちょっと凛々しい雰囲気漂う成犬です。

2016年10月13日 (木)

まちつくり先進地視察旅行

建築士会と事務所協会、松本市の都市政策課の職員合同の視察旅行です。今年は上野周辺。古い民家と生活文化を継承する取り組みをしている「たいとう歴史都市研究会」を訪ねました。明治~昭和初期の建物を必要最低限程度~の改修をし、部屋の貸し出し、芸大の学生の居住と制作活動、発表の場(下宿と管理を兼ねる)、飲食店などとしての活用をしています。1件前例を作ることが大事で、それをモデルとして所有者の意識を変えるのがミソ。営業的ではなく、地域の歴史文化を残したいという気持ちをお互いに持ち合い高めあうことが大切で、儲けはないので、チームを組んでできることをうまく分担やりくりすることが継続のコツのようです。

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明治後期の住宅によく似合う照明器具
昭和っぽい看板
寺町上野らしい風景

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民家を改装した、昼と夜で経営者が違う飲食店。店のカウンターはもともとあった床板の転用で手作り感が。2階は学生さんが借りています。1棟の建物をシェアすることで借り手の負担が少なくなります。借り手同士の付き合い方、やりくりは、都会の人のすごさかも。田舎だとなかなかうまくいかないだろうなぁと思いつつ・・・。

引っ越し最中の飲食店経営の若夫婦に出会いました。なんとっ!『明日松本に引っ越すんですよ』それもご近所みたいです。お店の名前は『ボッサ』さん。また松本で会いましょう(^^)。

子ども図書館

国際子ども図書館

明治39年(昭和4年増築):鉄骨補強煉瓦造
平成14年改修工事、平成27年増築工事

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本来の計画ではロの字型の建物になる予定だったのが、正面玄関から見て右手側の一画だけが造られたそうです。

Photo_18大階段の吹き抜け空間が圧巻です。

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階段の手すりが建築基準法に定められた高さより低いため、もともとあった手摺の装飾の円形部分をうまく使って、内側にガラスの手摺を増設してあります。

Photo_12既存部分と増築部分の取り合い空間
金沢で見た建物とちょっとダブります。

 

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ドアの押し板(?)に『おすとあく』
誰でも読めるようにひらがな表記にしたにしては「と」が読めないですよ・・・。





黒田清輝記念館

久々の建物探訪(^^)

上野の黒田清輝記念館  昭和3年 設計:岡田信一郎  施工:竹中工務店

Photo_9スクラッチタイル貼りの外壁ですが、円柱や出隅のアール面など芸が細かい!テラコッタも壁に張り付いたものでなくて立体的。

正面玄関を入ると数段の階段があるホールです。Photo_5

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さらに2階に進み、奥に展示室がありますが、この天井の装飾が細かい・・・漆喰なの??木の彫り物か型押し鉄板に塗装をしたものか??はっきりしませんが。
何となく昭和より大正の香りが強い感じがします。まぁ、昭和3年は大正に近いから・・・

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お向かいの「博物館動物園駅跡」の建造物も素敵です。ちょっと国会議事堂みたい。

管理者さん、屋根に草木が生えてますよ。

お城の漆塗り

国宝松本城は毎年、9月から10月上旬にかけて漆の塗り替え工事が行われています。
外壁の黒漆と月見櫓の赤漆を塗り直します。台風の季節ですが、それだけに天気が予測しやすく、適度な湿度もあり、塗り替え工事がしやすいのだそうです。せっかくお城に来たのに工事中でいい写真が撮れない、と嘆かないで、文化財の漆塗りの作業を間近で見られる貴重な機会ととらえてもらえればうれしいです。地元の業者の碇屋さんは、昭和の大修理以降ずっと、漆塗りだけでなく、屋根、壁、床、諸所傷んだところがないか確認し、応急処置をしてくださっている、お城の守り人です。

Photo月見櫓の赤漆は、紫外線で劣化して浮いた部分を欠き落として、コクソという、今の材料で言えばパテ材にあたるものを塗って平らにし、『さび』という非常に粒子の細かい土と漆を混ぜたもので表面を均し、赤漆を塗って仕上げていました。しかし、これを50年以上繰り返した結果、塗厚が厚くなり、元の塗厚さに戻す必要があるということで、ここ数年はコクソで盛り上げるのはやめにして段差の角を無くす程度にとどめ、平らにならすことをやめているそうです。これをまた数十年繰り返すことによって、厚くなったところが順次剝がれて元の塗厚さに戻せるのだそうです。気の長くなるような話です。国宝でなければ、厚くなったところを欠き取ってしまうのだろうけれど、そんな作業をして万一木地を傷めたら大事です。

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現場で使われている『さび』の材料の土は、泥団子のようです。これを削って漆と練って使うそうです。奈良県で80過ぎの職人さんが作っていましたが、高齢のため昨年で廃業だそうです。ありったけ買い占めたそうですが、文化財の保存修理につ必要な材料自体が現在普通に流通しないものが多く、生産が途絶えてしまうことも心配です。

碇屋さんは、漆塗りだけでなく、金物の補修なども行っています。山車などの飾り金具などの型取をし、金物業者に持ち込んで細部にわたる打合せをし、できたものに漆で金箔を貼り付けるのだそうです。電極を使った金メッキは、地金を劣化させるため、文化財の補修には向かないのだそうです。以前は跡を継がないと言っていた息子さんが最近は修行に励んでいるそうで『息子が箔をやると施主は儲けもんだ』と笑っていました。箔貼りが厚くなって金の使用量が多くなるのだと。




 

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