« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

2015年10月26日 (月)

茅葺神社

221
美ヶ原温泉郷の西側の大村と言うところにある、小さな神社の拝殿です。

信州大学の梅干野(ほやの)先生の調査に同行させていただきました。

この後ろに有る本殿は、明治3年に造られたという記録が有ります。地元の方は
本殿の方が古くて価値があると思われていたようですが、先生によると、拝殿の
方が古く、江戸時代の可能性大ということでした。

壁の貫(ぬき:柱を貫通して横をつないでいる材、楔(くさび)を打つことで柱と固定)
と貫との間の板壁は、よく見ると、築造に辺り寄進をした人の名前と金額が書かれて
います。江戸時代の通貨単位です。明治4年くらいまで使われていたそうですから
決定的な根拠にはなりませんが。

本郷村(大村はかつて本郷であった)史に神社の履歴みたいな記録があり、
それによると明治3年に拝殿の修理と本殿を造ったこと、その後の修理履歴が
書いてあるなかに拝殿の改築の記録がないことから考えれば、拝殿は本殿より
古いことは明らかです。

地区では、取り壊して新築する予定でしたが、この調査結果をもって、地区の宝を
文化財として後世に伝える方向になっていけば良いなぁと、地区にいる建築士会
の仲間と何かしようと思います。

2015年10月24日 (土)

四賀

9_27_3なんか綺麗だなぁ。

釣したいなぁ。

 

のんびりしたいなぁ。

という風景に出会いました

2紅葉と古い建物はお似合いです。

 

橋の下には綺麗な川が流れています。




で、
また
『釣したいなぁ』と思うのでした。

2015年10月22日 (木)

廃屋めぐり2  四賀五常地区

引き続き、調査の最後の追い込みです。
(この後、会員の皆さんの取りまとめという手間が掛かる作業が残っているのですが)

 

 

松本市北部の、旧四賀村の五常地区に行ってきました。

 

主要道路からちょっと登っていくと、すぐに鉄製の高いゲートが行く手を遮ります。
獣が里に下りてこないように?するためのもので、『通行したら閉めること』とあります。
そんなところまで調査範囲です。

 

小型車がやっと通れるくらいの細い道を登っていくと、急勾配で九十九折(つづらおり)
になり、これ以上行って引き返せなくなる(ずっとバックで下るなんて出来ない!!)と思い、
そこに車を置いて、そこからはテクテク(えっちらおっちら)登っていきます。
事前にストリートビューで状況を見て(ストリートビューのカメラ搭載車はもっと手前で
ギブアップしてましたが)、かなり山中の様相だったので、熊避け鈴をつけ、ヘルメット
も持って。10分ばかり登ったと思われる頃、数件の廃屋が。で、次のカーブを曲がる
あたりから、なにやらラジオの音が聞こえてきます。驚いたことに!1軒の新しい住宅が!
こんな山奥の一軒家、一体どんな暮らしなんでしょう?結構お花など植えてあって、
むさい山男が住んでいるというわけではなさそうです。興味は惹かれましたが、新しい
建物は調査対象外。地図だとこの辺にまとまって何件か建物が有るはず。 で  
次のカーブを曲がると

 

5378ありました。でかい茅葺(鉄板を被せて有る)。
横の小道を下っていくと、奥にもう2軒。
そして、そのまた奥に、長屋門が。
何でこんな奥に門があるのかと思って
潜り抜けてみると、そちら側には下から
上ってくる山道がありました。

 

5379_17_2


 

 

こんな山奥に、と思いましたが、四賀のメイン道路から歩いて30分くらいなら生活でき
無いことは無いのか、とも思いますが・・・熊が出そうだよ!、ハタと思いあたりました。
先ほどのラジオは、熊避けだったのかと。

 

下る途中で、道の脇から登っていったところに神社があると地図に書いてあるので
行かねばなりません。暗い、道なのか何なのかわからないところを登っていくと
途中には熊のものとしか思えないウ●●があって・・・・・・泣きたくなります。
やっと建物らしきものが見えてきましたが、竹薮が行く手を遮っています。脇の斜面を
ようやっと登ってみると

 

3崩れかけた土蔵が、『うらめしや~』と言う感じで
建っていました。ほんとに出そうでした。
鳥居も何も神社らしいものは何も無く、でもこれ以上
上に行くような道も無く、ここが終点と決め付けて
今年の調査は終わりです。

 

次は

 

都市政策課からの依頼で、今までの調査で挙げたものの
中から選抜した80件についての詳細1次調査です。

 

廃屋めぐり1 入山地区

今年度の文化財課の調査は、山里とも言い難い、山奥の集落まで範疇です。
旧奈川村の野麦街道方面にある入山地区に行ってきました。

 

奈川の入山地区の集落には、山奥の学校と思えないような洒落た学校の建物がありました。

 

4_3外壁のペンキはほとんど落ちてしまっていますが、
もともとはミントグリーン系の、あがたの森の校舎と同じような
色だったようです。入口庇の赤い鉄板屋根もかわいらしい。


9昭和初期の建築です。
窓ガラス越しに覗いた教室は広く、子供が
たくさんいたんでしょうか???

 

この学校、地図に載っていませんでした。ある廃屋の裏に、上っていく細い山道があり
たまたま登っていってみたら門柱が見え、なんだなんだ???と行って見たら、!!!。

 

 

入山には何軒か廃屋がありますが、旅籠業だった『松田屋』(文化財)とかもあります。
また、林業が盛んな地区で、里と違い、土壁ではなくほとんど板張りです。

2_2
土蔵はほとんど無く、厚い板を柱の間に落としこんで造る
『板倉造り』の小屋がいくつも点在しています。


4895_1
こんなかわいらしい小住宅も。
これは最近まで住んでいたっぽい。
夏の別荘にぴったり。

 

 

道路にたくさん山栗が落ちていて、袋いっぱい拾ってきてしまいましたが・・・・
・・・・栗は食べるまでが面倒くさいのでした・・・・・・・ほどほどにしとけば良かった。

 

2015年10月 3日 (土)

見事なサイディングワーク

土蔵の維持管理は大変です。

とりあえず、サイディング張りして雨雪から守る、というパターンは結構多いのですが
出来ればこれくらいの気遣い、職人の意気込みを見せてもらいたいものです。

Photo_7
鉄板サイディング(何故かタイル張り調ですが・・・)の白黒を使い、元の意匠を再現しています。結構細かいところまでの心配りがされています。

オバケツ

Photo使い込まれた感のあるバケツ

と思いきや・・・・・・・・

Photo_6
3mくらいはありそうなオバケツでした。

とある牧場の片隅にて。

ロケットもあります。

P1040603_2
別名 サイロ








2015年10月 1日 (木)

狛犬

調査に寄った『大妻神社』の一コマコマイヌ。

Photo
リーゼント、似合ってます???

頭に載せてる帽子はなあに???

この神社は石像がたくさんあります。

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »