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2014年11月15日 (土)

三色カエデ

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中央公民館・生涯学習課主宰の、景観講座の一環として、まち歩きガイドをしました。

風が冷たかったものの、晴れてよい天気で歩いていて気持ちが良い季節でした。
文化財関連のお仕事をしている人が参加されていて、こちらの解説をフォローしてくれたり
興味のあるところを質問してくれたり、こちらも楽しく過ごせました。

蔵の町中町の枝町である小池町にある和菓子屋さんの店先に三色カエデを見つけました。日の当たり方などでこうなったのか、こういう種類を植えてあるのか・・・・

こういう新しい発見があるので、松本のまち歩きは飽きません(^^)

2014年11月13日 (木)

紅葉-落葉

秋もすっかり深まり、庭木の葉も、紅葉から落葉へと移りつつあります。

週間予報によると、来週の最低気温は氷点下になっています。

そろそろ冬支度が必要です。

寒いけれど、生姜たっぷりスープがおいしい季節です(^^)。

昨日はラーラ松本に行ったら臨時休業中だったので、
大手にある大正末に建てられた塩井の湯に行ってきました。
温まりました。大きい浴槽で、静かで、気持ちよかった。

2014年11月 4日 (火)

ベーグルちゃん

ベーグルちゃんが来ました。

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不燃木材の成れの果て

東京のまちなかで見つけた木製の塀

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木材に硝子繊維を圧入して不燃加工すると聞いたことがあります。きっとそれの成れの果て。木の繊維と硝子繊維の風化の仕方の違いがこういう結果になるのでしょうか。
いろいろな機能製品が出ていますが、出来たばかりは綺麗でも、将来どのような変化をするのかまでは実績がないとわかりません。自宅事務所の車庫部分の天井も板張りですが内装制限を受ける為に準不燃認定がとれるという塗装をしました。現在そのメーカー製品は販売されていません。機能的に問題が有ったのでしょうか。そして現在天井は他の部分と比べると色が白っぽくなり、風通しが良いにもかかわらずカビが出てきています。

木質加工材料はいろいろありますが、木材に樹脂を圧入したデッキ材なども同じようになってくるのでは無いでしょうか。それに、いつか廃棄するときには、木材で廃棄処分されるのか廃プラで廃棄処分されるのか、不明確です。木と思って焼却処分して有毒ガスを出したりしないのか、心配です。

あまり科学的な加工をしていない材料を使うのが、人間にも自然にも優しいと思います。

2014年11月 3日 (月)

文化財ウィーク2014⑤

高輪消防署に行きました。現役の建物です!

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なんとなくムーミン谷の灯台を思い出しました。

昭和8年、越智操(警視庁総監会計営繕係)設計だそうで、当時、周りは高い建物もなく、海抜25mに建てられたこの建物の3階からは周囲が見渡せたそうです。3階は円形講堂ということです。

玄関ドアの上の金属の欄間(?)が洒落ています。Photo_26玄関を入ると小さなホールになっていて、奥の執務室や隣の車庫に続く廊下と、上階への階段、正面に受付があります。そこのお兄さんに見学の旨を申し出ると、(通年見学可、9:00~17:00、ただし、出動時は見学不可になる場合もあります)案内してくれる方が出てきて、建物をざっと案内してくれます。
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建物につけられた銘板によると1階ホールはすべて御影石で出来ている、と有りましたが、どう見ても研ぎ出しだと思うのですが・・・・案内の方も『これは御影石で』と説明してくれましたが・・・・うぅ~ん・・・・2_3

2階のホールは曲線が優美な白い空間でいまどきの消防署とは大違いです。消防署といえば緊急出動時のすべり棒、ですが、ホールに降り口は残っていましたが事故が相次ぎ、今は使用禁止だそうです。
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Photo_273階の円形講堂は展示室になっていました。円形の梁の架け方が判ります。さらに上の望楼へは鉄骨階段で上がるようになっていますが、ここから先は見学不可です(残念)。

ホールを見上げると丸窓が。白く塗りこめた空間にシャープな縁取りのスチールの窓枠がとてもカッコ良いです。

1階に降りると車庫に案内してくれます。Photo_28
ここの一番の見せ場?はニッサンの消防車です。
さすがに現役では有りませんが、現役に挟まれてピカピカに磨かれてニコニコしているようです。Photo_29

運転席がいかにもレトロ。




品川駅までの帰り道、気になるお店発見!
写真では判りづらいですが、銅板(たぶん)をいろいろな張り方で使っています。
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文化財ウィーク2014④

初めて柴又方面に行きました。

柴又といえば寅さん(普通の人は)。
私は寅さん映画を見たこともないので、今回はパス。映画を見てみたくなったら来るかも?

駅前から住宅地をテコテコ歩いて着いたのは、大正末~昭和初期に建てられた邸宅を利用した貸し間+邸宅見学施設+喫茶室の『山本亭』の長屋門。
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和風なのか洋風なのか、なんとなく中華風でも有るような・・・

Photo_19長屋門の両袖は小さな部屋になっていて、ステンドグラスがはまった窓が有りました。床のタイルも洒落ています。

門をくぐり、綺麗に手入れされたお庭を進むと正面玄関があります。ですが、ここは現在玄関として使われていなくて、正面に立派な衝立を飾り、外からの見学(中からも出来ます)となっています。Photo_20


玄関の右側に、いかにもこの時代、という感じで応接間がついています。Photo_21


上げ下げ窓やスクラッチタイルが使われ、内部は暖炉型ストーブや天井飾り、ステンドグラスの欄間、寄木の床など、かなり本格的に造られています。
調度品も昔の物かもしれません。

洋館部分も良いですが、和館部分が、手入れが行き届いた庭ととても気持ちよく繋がった空間Photo_22構成で、ここの座敷で甘味やお茶、時期によっては軽食的なものもいただけるようです。緋毛氈の敷かれた廊下の先の座敷でお茶、なんか良いですよね(^^)。
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和風な中にも、欄間に孔雀らしき模様が透かし彫りされていたり、建具の面のとり方などにも職人の『良い仕事っぷり』が感じられ、思わぬ時間を過ごしてしまいました。

入館見学料は100円で通年見学(第三火曜日を除く)できます。9:00~17:00です。私と趣味のあいそうな人にはおススメです!



文化財ウィーク2014③

細川侯爵邸に行きましたが、こちらは内外とも、写真撮影は可でしたが、その使用については、自己の範囲にとどめることということでここでは記載は出来ません。非公開の建物では無いので、興味ある方は是非見学に行ってみてください。文化財ウィーク中の特別公開日は、特別ガイド付き+おいしいケーキと珈琲付でした(^^)。
結婚式になどに貸し出しもしているそうで、活用のため、上層階からの避難経路を確保できるよう、別棟で避難用階段を造り、軽やかな通路で屋上テラスに繋がっていて、3階が貸しギャラリーになっていました。文化財も使われてなんぼですね。使われているほうが傷みも少ないですし、理想的です。

近くの永青文庫にも行きました。
こちらは内部写真撮影禁止でしたので、外観のみのUPです。

Photo_15研ぎ出しの床の鼻先に木材が使われていて(ノンスリップ?)普通と逆だね、と思いましたが磨耗はしないのでしょうか?
EXP.Jで繋がった土蔵棟には刀とその部品の細工物の展示があって、珍しく、展示品を見てきました。

永青文庫のお隣の和風邸宅にも強く惹かれましたが、こちらは非公開。たまに公開日が有るようなので、運よく公開日に気付ければ行って見たいと思います。

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大谷石の土蔵、むくり屋根の重なりがなんとも重厚ですんばらしい!



文化財ウィーク2014②

Photo_8早稲田大学に初めて入りました。もちろん入学できるおつむでは無いので裏口から。(なんて)

素敵な建物がたくさん建ち並んでしましたが今回のお目当ては旧図書館。
ところが案内板には『旧図書館』という表記が有りません。あれれ・・・・
やっと、旧図書館=2号館=会津八一記念博物館と判り、テコテコと向かいました。
整然と並んだ窓の、丸い面取りが独特の表情をつくっています。

Photo_11大正14年に建てられた、今井兼次の設計による建物です。入り口上の模様がさりげなく優雅さを持って迎えてくれます。内部は撮影禁止でしたので写真は有りません。研ぎ出し仕上げが時代感を醸し出しています。2階の階段ホールの柱型にも漆喰で植物的でも有り幾何学のようでもある、優雅な感じでかつシンプル感もある模様がデザインしてあり、思わず見入ってしまいました。展示室になっている部屋の照明デザインなども一見の価値有りです。悪い癖で、展示品は見てくるのを忘れました・・・・。

Photo_12外に出て左手に回ると大扉のあるテラスがあります。図書館だった頃はこ2_2こで読書をする学生がいたのでしょうか。金属感溢れる大扉(なんだか宗教施設を思わせます)の凝った意匠とは対照的に、壁面は割合とこざっぱりしていますが、やはり面のとり方で独特な雰囲気が漂います。なんというか、哲学的?


帰りに、守衛さんらしき人に駅に行くにはどちらに行ったらいいか尋ねたら、反対側を教えられて遠回りしてしまいました。よく歩いた1日でした。


文化財ウィーク2014①

今年も行ってきました!

まずは、文京区本郷にあるお寺、求道会館。大正4年の、武田五一設計の建物です。

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仕上はタイル貼りなのでRCかと思いましたが、躯体は煉瓦組積造+木トラスの小屋組みです。
お寺というより教会という風体です。住職さんが、キリスト教のような活動をしたいという願いを込め
設計者(武田五一)に、
・教会らしく見えないこと
・お寺らしく見えないこと
・煉瓦造に見えないこと
の三条件を出したのだそうです。
どうでしょう?十字架が乗っていれば教会にしか見えない気がしますが・・・・

Photo_2正面向って右手に掲示板(?)がありますが、2本柱で支えられた屋根の
デザインと力学の融合した結果の形でしょうか。
曲線を使った形と洗出しの仕上げが、高札場などと違って、『上から物申す』的でないやわらかい感じを出しています。

正面から入ると玄関部分は研ぎ出し仕上げの床で、Photo_3いかにも手作りという風の網入りガラスの入ったドアを開けるとすぐが本堂。正面に祭壇ではなくお釈迦様のいる六角堂があり、正面以外の三方は2階にギャラリー席が回っています。Photo_5
その床を支えている柱は、当時建築用の鉄柱などは造られていなかったので、ガス管を転用した鉄柱となっています。ギャラリー席の吹抜け境の手摺は、フラットバーを組子の手法でお寺のシンボルマークである卍をデザインしたものになっており、ステンドグラスの模様も菩提樹と釈迦の説法を聴きに来た小鳥をモチーフにしてあります。Photo_42階の奥には畳み敷きで床の間のある小会堂が有り、床の間の対面にマッキントッシュのきものシリーズを模したのではないかといわれている暖炉があります。2他にも照明器具のデザインや階段や窓周りのデティールに、アーツアンドクラフトなど当時の流れを思わせるものを感じました。Photo_6

思わず「クスッ』としてしまいそうになったのは、おそらく物入れだろう部分の小さなドアについていたドアノブです。かわいらしい(^^)

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